NLPセミナーを社員研修に導入

社員研修の最終目標は、会社の利益アップ・業績アップにあることは先に述べましたが、そのための手段・プロセスとして社員の能力開発・スキルアップを図ることが社員研修のステップとなります。

その社員研修にNLPセミナーを組み込むことで飛躍的にスキルアップが出来ると期待されているのです。

まず、NLPで学べることをおさらいしておくと・・・

◆他者に対する影響力を飛躍的に高める方法
◆短期間に信頼関係を築く方法
◆こころのしくみ(メカニズム)の理解
◆成功者に共通する『気づき』の能力を高める方法
◆自己コントロール法
◆信念の書き換え(自分を変える方法)
◆ビジョンの構築
◆自分や他者の問題解決
◆成功者の思考パターンや行動パターンを身につける方法 など

が挙げられます。つまりNLPを学ぶセミナーを社員研修に組み込むことによって、社員に自己啓発を促し、個々人のビジネススキルをアップさせることが可能になるのです。

また、スキルアップに加えてマインドアップも図れるため個々人のモチベーションも挙げることが出来るので、組織としての推進力、機動力も強化することが出来ます。

そしてNLPともうひとつ社員研修に組み込みたいのがフォトリーディングです。
このフォトリーディングを身につけることで、右脳を使った情報処理能力が刺激され、論理的思考を司る左脳とのコラボレーションで飛躍的に脳の活性化が出来るといわれています。社員個々人の処理能力アップは、ひいては組織の能力アップにもつながります。
ぜひ検討したいところですね。

人材育成、社員研修にNLP

企業における人材育成、社員研修の目的は社員のスキルアップ、マインドアップにあるとご紹介しました。このビジネススキルの基になるものが「コミュニケーション能力」になります。

なぜ、ビジネスにおいてコミュニケーション能力が求められるのでしょうか。

まず、コミュニケーションとは何かということについて、簡単に定義しておきましょう。
日本語に訳すと「意思伝達」とか「意思疎通」などと訳されますが、ビジネスにおけるコミュニケーションはもう少し広い意味で定義されます。

ビジネスでのコミュニケーションは、上手にコミュニケーションを行うための体系づけられた知識、技術、合意(コンセンサス)形成能力、論理的コミュニケーション能力(自己の考えを論理的に明確に、相手に表現する能力)、会話のキャッチボールを上手く行えることです。

こうしたコミュニケーション能力を効率的に身につけることができるのが、NLPと呼ばれるものです。このNLPとは、神経言語プログラミング(Neuro Linguistic Programming)のことで、心理学から派生し、広く一般的なコミュニケーションについて体系化したものです。

NLPを学ぶことによって、ビジネスの現場においては、相手の心理を読み自分に有利な位置を占めることができ、スムーズなコミュニケーションを図ることが可能になります。対外的には交渉術、渉外能力の基礎となり、体内的には、上司、同僚とのコミュニケーションを円滑にし、組織力アップの源ともなります。

人材育成、能力開発の重要性

社員研修の目的は、人材育成、社員個々のスキルアップ・レベルアップ(能力開発)にありますが、あくまでも社員研修の最終目的は「企業の利益」にあります。

近年、企業の競争優位の源泉であった商品やサービスは、ITの浸透や市場の成熟化によって、すぐに他社に模倣され、一度確立した競争優位もすぐに陳腐化してしまいます。そこで商品やサービスそのものよりも、「その企業の風土や社員のモチベーションの高さ」が他社との差別化を生む競争力の源泉となると考えられるようになってきました。

なぜなら、企業を構成する社員によって築き上げられた価値観や風土は、競合他社がいくら懸命に真似しても短期間で達成することは困難なため、競合他社に対する「大きな競争優位」となるからです。

そのためには、社員一人ひとりが自律的に考え、行動し、個々人の能力が企業の競争力に結びつくことが必要です。このような行動を促進させるためには、社員一人ひとりの意識、モチベーションを高めることが求められます。

しかしこういった能力向上を社員任せにすると非効率になる場合があるので、企業が先導して教育することで非効率さを軽減することができ、また、能力を向上し続けるには大変強い意志が必要なので、企業が自己啓発に対する動機付けや、その取り組みに対するフィードバックを行うことにより、社員が自ら能力を高めていくのをフォローすることが可能になります。

こうした人材育成を企業の「事業」と考え、社員を教育する業務が「社員研修」なのです。

社員研修とは?

昨年来のアメリカサブプライムローン問題に端を発した「100年に一度」といわれる大不況の真っ只中にあります。一部上場企業までもが、破産・倒産に怯え社員採用を手控える状況です。

こうした不況の中では、会社一丸となって乗り切る体制が必要ですが、そうした組織作りのために今いる社員のスキルアップ、能力アップは欠かせない時代になってきました。

こうした社員一人一人のスキルアップ、マインドアップは「強い組織」の土台となり、強い組織は業績アップのバックボーンとなります。今こそ勝てる組織作りのために「社員研修」をイチから見直す必要があるのではないでしょうか。

今回は社員研修の基本を見直していきたいと思います。

まずメインテーマである「社員研修」とは、企業が社員のために行う教育のことを指します。社員研修をする目的は、社員が企業内での業務を行う上で必要とされるスキルや知識を習得すること。このことによって、業務が効率化し、コストの削減につながるというもの。

そしてもう一つの目的は、社員のモチベーションアップ、企業文化の浸透です。
これは優秀な社員であっても環境に適応できなかったり、モチベーションが低下していたりすると思うような成果をあげられないことが理由です。

特に新入社員の場合は、スキルもマインドも企業が必要とするレベルにはない場合が多いので「新入社員研修」は多くの企業が採用しているのは周知の事実です。このように社員研修の最終目的は企業の業績アップにあるものの、当面の目的は人材育成・スキルアップにあります。