社員研修~成果を生む社員

社員研修を行う目的はなんなのか?
この問に対する明確な答えを持たずに社員研修を行うのは、大きな無駄です。通り一辺倒な常識を教えるために社員研修を行っているのなら、今すぐやめた方がマシでしょう。時間とお金の無駄です。

企業が時間とお金を費やして社員研修を行うのは、『成果を生む社員』を創りだすためです。少し冷たい言い方になりますが、費用対効果の高い社員を育成するために社員研修を行っているのです。

[受け身型社員]
成果を生む社員と対極に位置するのが、受け身型社員です。上司の指示命令がないと動かない(動けない)、云われたことしかしない(出来ない)、自分で責任を取ろうとしない(リスクを嫌う)社員です。

組織の中にいれば安泰だと思っている受け身型社員が増えれば、組織の力はどんどん落ちていきます。また悪いことに、受け身型社員はガン細胞のごとくどんどん増殖していく性質も持ちます。そうなれば、組織は機能不全となってしまいます。

[成果を生む社員]
自発的に行動を起こし、1を聞いて10を知り、自分の行動・作業を合理的に改善していき、積極的に責任を取ろうとし、ビジネス心理学を学び、自己改革・自己改善を行っていく社員です。なんだかこのように書くとスーパービジネスマンのように思えるかもしれませんが、要は気の持ちようです。

最初から100%できなくてもいいのです。前向きで、今日より明日、明日より明後日と常に成長していくサイクルを持つ社員であれば、組織に成果をもたらすことでしょう。